スプレッドは読める。
カードの意味も分かる。
でもいざ文章にしようとすると、
「どう書けばいいの?」
「どこから説明するのが正解?」
「まとまりが悪い…」
こういう壁にぶつかる人は多いよね。
実は、鑑定文には “型” がある んだ。
この型を覚えるだけで
文章が驚くほど書きやすくなって、
伝わりやすい鑑定になるよ。
占いの文章は才能じゃないよ。“構造”で書くんだよ。
めるの一言ポイント:型を知ると、どんなスプレッドでも迷わなくなるよ。
鑑定文の基礎構造(これだけで書ける)
鑑定文は、たった 4つの流れ を意識するだけで綺麗にまとまるよ。
- 結論(テーマ)
- 要点(今回の核心)
- 補足(各カードの意味をまとめる)
- アドバイス(未来への一歩)
順番に説明するね。
最初に“結論”を置くと文章に迷わなくなるよ。
めるの一言ポイント:鑑定文は「順序」が命。書く前に流れを決めると楽だよ。
① 結論(テーマ)を書く
鑑定文の最初は、
「今回のリーディングで一番伝えたいこと」 を一言でまとめる。
例:
・「彼は今、気持ちを整理している最中のようです。」
・「今月は“準備と調整”がテーマになるようです。」
・「あなたの金運は、来月から緩やかに上向きます。」
結論を先に置くことで、
鑑定文が“何について話しているのか”読者がすぐ理解できる。
結論がふんわりしても大丈夫。大枠が伝わればOKだよ。
めるの一言ポイント:冒頭の一文だけで、鑑定の印象が決まるよ。
② 要点(今回の核心)をまとめる
結論のあとに、
今回のスプレッドで特に重要だった点 を説明する。
例:
・相手の気持ちの“表と裏”
・起きている誤解
・流れが止まっている原因
・状況のテーマ
・あなたの心のクセ
ここは“核心部分”だから、
各カードの意味をそのまま書くより、
カード同士の関係性 を中心にまとめると読みやすい。
例:
「現状は落ち着いているように見えますが、内側には不安が残っています。
彼は距離を取りながらも、あなたとの関係を完全に手放したわけではありません。」
要点は“今回の占いの核”。カードはあとで説明すれば大丈夫。
めるの一言ポイント:要点は一段落でまとめると一気にプロ感が出るよ。
③ 補足(カード解説を“つながり”で書く)
ここでようやく、
スプレッドの各カードを文章化 していくよ。
ただし、
・カードを箇条書きにしない
・単語で説明しない
・カードを1枚ずつ孤立させない
これがポイント。
タロット鑑定文は、
カードが“会話しているように”つなげて書く と深くなる。
例:
「現在の位置には《節制》が出ています。
これは、気持ちを落ち着けようとしている状態。
しかし課題の位置には《カップの5》があり、
過去の後悔やがっかりした気持ちがまだ心に残っているようです。」
カードはひとつずつじゃなくて“セットで読む”のが文章化のコツ。
めるの一言ポイント:鑑定文は“カード同士の関係性”を書くと一気に深まるよ。
④ アドバイス(未来への一歩)
鑑定文の最後は、
必ず 「どうすれば良くなるか」 を書く。
ネガティブな結果でも救いが出るし、
読者の心が前を向くよ。
例:
「《星》がアドバイスに出ています。
小さな希望を信じて続けることが、流れを良い方向に動かします。」
「《ソードの4》は休息。
いまは焦らず、自分を整える時間を取ることが吉です。」
アドバイスは“未来を変えるカード”。ここがあると読者が安心するよ。
めるの一言ポイント:占いの文章は“励まし”で終わるのが一番やさしいよ。
ケース別|鑑定文のテンプレート(すぐ使える)
恋愛スプレッドの場合
- 彼の気持ちの結論
- 核心(ズレ・誤解・本音)
- カードの補足(現在→本音→未来)
- 行動のアドバイス
恋愛は「本音 → 障害 → 行動」の順で書くと強いよ。
めるの一言ポイント:恋愛鑑定は“安心感”がいちばん大切だよ。
仕事スプレッドの場合
- 今のテーマ
- 仕事の課題・流れ
- 各カードの補足説明
- 行動アドバイス(優先順位)
仕事は「結論 → 課題 → 解決策」の3段構成が読みやすい。
めるの一言ポイント:仕事鑑定は「焦らせない文章」を心がけると信頼されるよ。
月間・年間リーディングの場合
- 今月/今年のテーマ
- ポイント(注意点・山場・転機)
- 月の流れ(セットで)
- 全体アドバイス
「物語」としてまとめると美しい文章になるよ。
めるの一言ポイント:月の流れは“線”で読み、文章も流れにそわせてね。
よくある質問(Q&A)
Q1:カードの意味をすべて書くべき?
全部書かなくていいよ。
重要なところだけで十分。
めるの一言ポイント:鑑定文は「情報量」より「伝わること」が大切だよ。
Q2:逆位置はどう文章にする?
肯定・否定ではなく
“控えめ・遅れ・調整” と書くと自然。
めるの一言ポイント:逆位置はやわらかく書くと読みやすくなるよ。
Q3:主観を入れてもいい?
OK。ただし
「カードがこう言っている」という形で書くと誤解されないよ。
めるの一言ポイント:占い師の言葉は“案内役”。断定しなくていいよ。
まとめ|鑑定文は“構造”で書けば誰でも上手くなる
鑑定文はね、
・結論
・要点
・補足
・アドバイス
この4つの流れで書けば、
驚くほど整った文章になる。
カードの意味を全部覚えてなくても大丈夫。
文章は“型”を使えば自然に書けるから。
タロットはね、伝え方が一番の魔法なんだよ。
めるの一言ポイント:型さえあれば、あなたの鑑定文は必ず美しくなるよ。