スプレッドを広げた瞬間、
「あれ…逆位置ばっかり」
「こんなに逆位置が多いって、何か悪いこと?」
そんなふうに不安になったこと、きっと一度はあるよね。
逆位置が1〜2枚ならまだしも、
半分以上が逆位置だと、
「停滞?失敗?詰んでる?」
と感じてしまう人も多い。
でもね、安心して。
逆位置が多い=悪い結果 ではありません。
むしろ逆位置が多く出るスプレッドは、
「今、どこが詰まっているか」
「なぜ流れが進まないか」
をとても丁寧に教えてくれる状態なんだよ。
この記事では、
逆位置が多く出る理由、
スプレッド全体での読み方、
停滞や詰まりの見抜き方を、
やさしく整理していきます。
★逆位置が多いのはね、カードが一生懸命説明してくれてる証拠だよ。
めるの一言ポイント:逆位置の多さ=情報量の多さ。
逆位置が多いスプレッドは「異常」じゃない
まず最初に伝えたいこと。
逆位置が多く出ること自体は、
まったく珍しくありません。
逆位置が多くなるときは、だいたい次のような状態。
- 迷いが長引いている
- 状況が動いていない
- 気持ちと行動がズレている
- 見直すポイントが複数ある
- 心が疲れている
つまり、
「物事がスムーズに進んでいない時期」
をそのまま映しているだけ。
逆位置は未来の悪さを示すより、
今の詰まり具合を可視化するのが得意。
★逆位置が多い=ダメ、じゃないよ。止まってる場所が多いだけ。
めるの一言ポイント:逆位置の多さは、停滞の地図。
逆位置が多いときにやってはいけない読み方
逆位置が多いと、ついやってしまいがちな読み方がある。
それは、
1枚ずつを個別にネガティブ解釈してしまうこと。
- このカードもダメ
- これも悪い
- 全部うまくいかない
こう読んでしまうと、
本来のメッセージから遠ざかってしまう。
逆位置が多いときほど大切なのは、
スプレッド全体の流れを見ること。
逆位置は単体より、
「並び」「位置」「関係性」で意味を持つ。
★逆位置は1枚読みより、配置読みで本領発揮するよ。
めるの一言ポイント:逆位置が多いほど、全体を見る。
逆位置が多く出るときの基本的な考え方
逆位置が多いスプレッドは、
次のどれか、もしくは複数が重なっていることが多い。
- エネルギーが分散している
- 動きたいが動けない
- 内面の整理が追いついていない
- 焦りと不安が混ざっている
- 同じ場所で足踏みしている
ここで大事なのは、
「進めない=失敗」ではない、という視点。
進めないときは、
進む準備が整っていないだけ のことも多い。
★逆位置が多いときは、前進より整備がテーマだよ。
めるの一言ポイント:今は「進む」より「整える」。
停滞・詰まりを見抜く3つの視点
逆位置が多いスプレッドでは、
次の3つの視点を意識すると読みやすくなる。
① 正位置が出ている場所を見る
まず見るべきは、
逆位置ではなく正位置のカード。
そこは、
- 唯一動いている場所
- まだ使える力
- 希望の糸口
逆位置だらけの中にある正位置は、
「ここから動くよ」というサイン。
★逆位置の中の正位置は、突破口だよ。
めるの一言ポイント:動いている場所を見逃さない。
② 同じ系統のカードが逆位置で重なっていないか
たとえば、
- ソードが逆位置ばかり
- カップが逆位置に集中
これは、
- 思考の混乱
- 感情の詰まり
といった テーマの偏り を示す。
同じスート・同じ要素に逆位置が集中していたら、
そこが一番の詰まりポイント。
★逆位置の偏りは、問題の中心を教えてくれる。
めるの一言ポイント:逆位置の多さより「偏り」を見る。
③ 流れの位置が逆位置かどうか
スプレッドには、
- 過去
- 現在
- 未来
- アドバイス
といった流れがあるよね。
もし、
- 現在が逆位置
- アドバイスが逆位置
なら、
「今のやり方を見直して」
というメッセージ。
未来が逆位置でも、
それは 固定未来ではない。
★逆位置の未来は「修正前提」だよ。
めるの一言ポイント:未来の逆位置は警告じゃない。
逆位置が多いスプレッドの具体的な読み方
たとえば、
5枚引きで3〜4枚が逆位置の場合。
このときは、
- どこが止まっているか
- なぜ止まっているか
- 何を整えれば動くか
この3点を探す読み方に切り替える。
「良い・悪い」を判断するより、
整えるポイント探し に集中すると、
一気に読みやすくなるよ。
★逆位置が多いときは、答え探しより原因探し。
めるの一言ポイント:逆位置は修理ポイントを教えてくれる。
逆位置が多いときにおすすめの質問の立て直し
どうしても読みにくいときは、
質問そのものを立て直してもOK。
おすすめなのは、
- 今、何が一番詰まっていますか?
- 動けない原因はどこにありますか?
- まず整えるべきことは何ですか?
逆位置が多いときは、
「どうなる?」より
「なぜ?」の質問が相性いい。
★質問を変えると、カードも答えやすくなるよ。
めるの一言ポイント:逆位置が多いときは質問を調整。
初心者が安心するための考え方
最後に、心を軽くする考え方をひとつ。
逆位置が多いスプレッドは、
「今は無理に動かなくていい」
というメッセージのことも多い。
カードは、
あなたを責めたり、
追い詰めたりするために出てこない。
ちゃんと、
今の状態に合ったペース を
教えてくれているだけ。
★逆位置が多い日は、休む勇気も大切だよ。
めるの一言ポイント:逆位置はあなたの味方。
まとめ|逆位置が多いスプレッドは「停滞の説明書」
逆位置が多く出るスプレッドは、
- 流れが止まっている
- 詰まりがある
- 見直しが必要
そんな状態を、
とても丁寧に説明してくれている。
悪い結果でも、
失敗の宣告でもない。
むしろ、
「どこを直せば進むか」が
一番わかりやすく出ている状態。
★逆位置が多いのはね、カードが真剣に向き合ってくれてる証拠だよ。
めるの一言ポイント:逆位置が多いほど、改善のヒントも多い。