タロットをしていて、
「逆位置を使うと混乱する」
「正位置だけで読んだほうが落ち着く」
「逆位置を使わないと、ちゃんと読めてない気がする…」
そんなふうに感じたことはないかな。
結論から言うね。
逆位置を使わなくても、タロットはちゃんと読めます。
逆位置は便利な補助情報ではあるけれど、
必須ではないし、
使わないからといって読みが浅くなるわけでもない。
正位置だけでも、
カードは「今どんな状態なのか」を
ちゃんと教えてくれる。
この記事では、
逆位置を使わない人のために、
・考え方の軸
・正位置で逆位置的意味を読むコツ
・抑圧や未発揮の見抜き方
を、順番に整理していくね。
★逆位置を使わないのは、間違いじゃないよ。読み方の選択なんだ。
めるの一言ポイント:逆位置は義務じゃない。
逆位置を使わない読み方は、ちゃんとしたスタイル
まず安心してほしいこと。
逆位置を使わない読み方は、
決して少数派でも、逃げでもない。
・正位置のみで読む占い師
・初心者のうちは逆位置を使わない人
・相談内容によって使い分ける人
どれも、正しい選択。
タロットには
「こうしなきゃいけない」という決まりはない。
自分が一番落ち着いて、
カードの声を聞ける方法を選んでいい。
★安心して読めることが、いちばん大事だよ。
めるの一言ポイント:読み方に優劣はない。
正位置だけでも「状態」は十分に読める
逆位置が伝えているのは、主にこれ。
・エネルギーが弱まっている
・力がうまく使われていない
・内側にこもっている
・流れが止まっている
・過剰・偏りになっている
実はこれ、
正位置だけでも読み取れる。
大切なのは、
「このカードの意味は、今どのくらい発揮されている?」
という視点。
正位置=常に100%、ではない。
★カードは0か100じゃないよ。
めるの一言ポイント:正位置にも強弱がある。
正位置で逆位置的意味を読む基本発想
逆位置を使わないときの軸は、これ。
意味ではなく「状態」を読む。
・意味は合っているか
・でも使いきれているか
・向きがズレていないか
正位置でも、
・未発揮
・抑圧
・空回り
という状態はよくある。
★見るのは善悪じゃなくて、今の使われ方。
めるの一言ポイント:テーマより状態。
見抜き方① カードの「位置」で未発揮を読む
まず注目するのは、カードが出た位置。
特に、
・課題
・障害
・ブロック
・背景
ここにポジティブなカードが出たら、
それは「使えていない力」。
例:
太陽が課題の位置
→ 本来は前向きになれるのに、自信を出せていない。
これは太陽の逆位置的状態。
★場所が、カードの声色を変えるよ。
めるの一言ポイント:どこに出たかは重要。
見抜き方② 組み合わせで抑圧を読む
正位置でも、
隣のカード次第で意味は変わる。
特に、
・不安
・恐れ
・制限
を示すカードと並んだとき。
例:
力 + ソードの9
→ 耐える力はあるが、不安に押されて発揮できていない。
力は正位置でも、
状態としては抑圧。
★カードは会話しているよ。
めるの一言ポイント:隣のカードが状態を決める。
見抜き方③ スプレッド全体の流れで停滞を読む
逆位置がなくても、
流れを見れば停滞は分かる。
・過去・現在・未来が似ている
・変化を示すカードが出ない
・同じテーマが繰り返される
例:
ペンタクルばかりが並ぶ
→ 現実面に縛られ、感情や変化が後回し。
★流れはごまかせない。
めるの一言ポイント:止まりは配置が教えてくれる。
見抜き方④ 良すぎるカードは「空回り」を疑う
とても良いカードが出ているのに、
現実が伴わないとき。
それは、
やりすぎ・偏り の可能性。
例:
魔術師
→ 考えすぎて動けていない。
女教皇
→ 慎重すぎてチャンスを逃している。
★光が強すぎると、影も濃くなる。
めるの一言ポイント:良い意味も過剰になる。
見抜き方⑤ 質問文で逆位置的意味を引き出す
逆位置を使わないなら、
質問の立て方がとても大事。
おすすめは、
・なぜ使えていない?
・何がブレーキ?
・どこを整えれば発揮できる?
状態に向けた質問。
質問が鋭ければ、
正位置だけで十分に逆位置的答えが出る。
★質問は翻訳装置だよ。
めるの一言ポイント:質問が読みを深くする。
恋愛での読み替え例|正位置なのに進まない理由
恋愛では特に多い。
例:
恋人(現状)
→ 気持ちはあるが、決断できていない。
カップの2(未来)
→ 惹かれ合っているが、タイミング待ち。
どちらも正位置でも、
状態は未発揮。
★気持ちと行動は別。
めるの一言ポイント:感情の出方を見る。
仕事・未来での読み替え例|準備不足のサイン
例:
戦車
→ 勢いはあるが、方向が定まっていない。
ペンタクルのエース
→ 種はあるが、土台がまだ弱い。
成功カードでも、
今は整える段階。
★進めるカードほど、準備が必要。
めるの一言ポイント:未来は今の使い方次第。
正位置読みでつまずきやすいポイント
・正位置=良い結果と即断
・1枚だけで判断
・現実とのズレを無視
正位置だけで読むほど、
全体を見る力が大切。
★正位置読みは、実は上級者向け。
めるの一言ポイント:流れを忘れないで。
まとめ|逆位置を使わなくても、読みは深まる
逆位置を使わなくても、
・位置
・組み合わせ
・流れ
・質問
を丁寧に見れば、
抑圧
未発揮
停滞
空回り
は十分に読める。
逆位置を使わない選択は、
読みを信じる選択。
★向きより大事なのは、状態を読む力だよ。
めるの一言ポイント:正位置だけでも、タロットは全部教えてくれる。