3枚引きでは“流れ”が分かる。
1枚引きでは“核心”が分かる。
そして 5枚引き は――
“心の奥” と “状況の成り立ち” まで見えてくる。
とくに恋愛や人間関係では、
「相手の本心が知りたい」
「なぜ今こうなっているの?」
「改善ポイントは?」
「このまま進む未来はどうなる?」
こうした “複数の要素をまとめて知りたいとき” に最適。
この記事では、
- 5枚引きの配置(5つの意味)
- もっとも読みやすい並べ方
- 恋愛・連絡・仕事での実例
- 逆位置の扱い
- 初心者のつまずきポイント
- Q&A
をやさしく丁寧に解説していくよ。
5枚引きはね、「相手の心」と「状況の理由」と「未来」が自然につながる、とても実用的なスプレッドなんだよ。
5枚引きは「過去→現在→未来」を時間軸で読むストーリー型の展開です。星形のペンタグラムとは役割が異なるため、位置の意味を混同しないよう注意してください。
◎“悩みの構造を知りたい”方はこちら → ペンタグラムスプレッドへ

5枚引きとは?|気持ち・背景・未来を“立体的に”読むスプレッド
5枚引きは、
3枚引きよりも 「心の深部」 と 「状況の構造」 が読めるスプレッド。
もっとも一般的で読みやすい配置はこれ。
1枚目:表面に見える気持ち・行動
2枚目:本心(隠れた気持ち)
3枚目:現状・状況
4枚目:課題・障害
5枚目:未来・結果
この形は恋愛・仕事・人間関係のすべてに使える万能型。
表の気持ちと本心が“違うこと”ってよくあるの。5枚引きはそこを丁寧に教えてくれるよ。
5枚引きが優れているのは、
- 相手の気持ちが分かる
- 状況の原因が分かる
- 今ぶつかっている壁が分かる
- 流れの先が読める
という 総合的な情報量 にある。
5枚引きはね、“状況の地図”みたいなものなんだよ。
めるの一言ポイント:気持ちも背景も未来もわかる。5枚引きは“総合診断”にぴったりだよ。
5つの位置の意味|これだけ覚えれば読める
● ① 表面の気持ち(外側・行動)
相手が見せている表情・態度・行動。そのまま読みやすい部分。
人が見せる気持ちはね、本音とは違うことが多いの。
● ② 本心(内側・隠れた気持ち)
相手自身が自覚していない想い、心の奥、恥ずかしくて言えない本音。
ここがいちばん大事。タロットは“心の奥の声”が本当に得意なんだよ。
● ③ 現状
状況の空気感、今の関係性、相手を取り巻く環境。
“今の空気”を知ると、未来の理由がよくわかるよ。
● ④ 課題・障害
気持ちが進まない理由、ズレている部分、ブロックになっていること。
ここを知れば、未来を変えるヒントが必ず見つかるよ。
● ⑤ 未来・結果
このまま進んだ場合の未来の動き。近未来の流れが分かる。
未来は“固定”じゃないよ。今を変えれば、未来はいくらでも変わるの。
めるの一言ポイント:表→本心→現状→課題→未来。この順番で読むと自然につながるよ。
読み方の基本|5枚を“ストーリーとして重ねる”
5枚引きは、
縦読みではなく“物語の流れ”として読む と一気に理解しやすくなる。
たとえば恋愛の例:
1:ペンタクルの2(表面)
2:カップのキング(本心)
3:恋人(現状)
4:ソードの8(課題)
5:カップの6(未来)
この場合はこう読める。
- 表面では余裕がないふりをしている
- 本心では深い愛情がある
- 現状は良い雰囲気・強い相性
- 課題は「動けない」「自信がない」
- 未来は“距離が縮まる・懐かしさの回復”
表面で弱気でも、本心で愛情が強いパターンはよくあるの。カードは本心を正直に出すよ。
大切なのは 5枚をバラバラにしないこと。
カードはね、“ひとつの物語”として並んで出てくるんだよ。
めるの一言ポイント:単語でなく“関係の構造”として読むと深みが出るよ。
恋愛での読み方(具体例)
質問:彼の気持ちと今後の流れは?
1:ワンドの4(表面)
2:カップの8(本心)
3:節制(現状)
4:ソードの5(課題)
5:星(未来)
読み方:
- 表面:楽しさ・距離の近さ
- 本心:もっと深い場所を求めている
- 現状:バランスが取れた良い状態
- 課題:気持ちを正直に伝えるのが苦手
- 未来:希望・進展・理想に近づく
ね、本心は“静かな情熱”を教えてくれることが多いんだよ。
めるの一言ポイント:5枚引きは恋愛の“気持ちの構造”を読み解くのが得意だよ。
逆位置の扱い|位置によって読み方を変える
逆位置を読むときのポイントは2つだけ。
① 位置に応じて意味が変わる
- 表面 → 不安・迷い・臆病
- 本心 → 気持ちの停滞・過剰な不安
- 現状 → 流れの弱まり
- 課題 → 乗り越えるべきポイント
- 未来 → 結果が遅れる・方向修正の必要
② ネガティブではなく“調整点”
逆位置は「悪い未来」ではないよ。
むしろ「変えられる・改善できる」サイン。
逆位置はね、“ここを整えたらうまくいくよ”っていう優しいメッセージなんだよ。
めるの一言ポイント:逆位置は“調整サイン”。怖がらず位置に沿って読めば大丈夫だよ。
よくある失敗と対処法
① 5枚を単独で読んでしまう
→ ストーリーとしてつなげる。
② 本心と表面を逆に読む
→ 表面=行動、本心=内側で固定。
③ 課題のカードを読み飛ばす
→ 実は未来を変える最重要カード。
④ 未来が悪いと落ち込む
→ “課題カードを調整すればよくなる”が正解。
未来はね、“今”で書き換えられるものなんだよ。
めるの一言ポイント:課題カードが“改善の鍵”。未来だけで判断しないでね。
よくある質問(Q&A)
Q1:恋愛の気持ち読むのに向いてる?
A:向いてる。もっともバランスよく読める。
Q2:5枚とケルト十字の違いは?
A:5枚は「実用」。ケルト十字は「総合」。初心者は5枚のほうが圧倒的に読みやすい。
Q3:5枚引きで全部逆位置だったら?
A:心が揺れているサイン。深呼吸してやり直すか、1枚引きに切り替える。
Q4:同じ質問でも翌日なら引いていい?
A:OK。状況が更新されるからね。
めるの一言ポイント:迷ったら、まず5枚。総合的に見えていちばん実用的だよ。
まとめ|5枚引きは“状況を深く理解するための万能スプレッド”
5枚引きは、
- 気持ちの表と裏が分かる
- 今の状況が分かる
- 問題点が分かる
- 未来が読める
という“総合診断”ができるスプレッド。
恋愛・連絡・人間関係の
複雑な悩みほど効果を発揮するよ。
心の奥が知りたいならね、5枚引きがいちばん語ってくれるよ。
めるの一言ポイント:5枚引きは“全体の地図”。気持ち・原因・未来が一度にわかるよ。