タロットで人物を読むとき、
ワンドのコートカードが出ると、こう思う人が多い。
「情熱的なのは分かるけど、結局どう違うの?」
「ペイジとナイト、何が違うの?」
「恋愛だと誰が一番本気?」
ワンドのコートカードは、
同じ“情熱”でも成長段階と向かい方がまったく違う4人。
この違いを知らないと、
「行動が軽い人」
「口だけの人」
「頼れる人」
を取り違えてしまう。
この記事では、
ワンドのペイジ・ナイト・クイーン・キングを
人物像・行動・恋愛傾向で比較して、
「この人はいま誰の段階か?」が分かるように解説するね。
★情熱は同じでも、扱い方が違うだけで“別人”になるんだよ。
めるの一言ポイント:ワンドは勢いより「成熟度」を見るスートだよ。
ワンドのコートカード共通の特徴
まず大前提として、
ワンドのコートカードに共通するのはこの3つ。
・エネルギーが外向き
・直感とひらめきで動く
・「やりたい」が行動の原動力
考えてから動くより、
動きながら考えるタイプ。
だからこそ魅力的だけど、
未熟だと暴走しやすく、
成熟すると人を導く存在になる。
★ワンドは火。燃え方で人柄が決まるよ。
めるの一言ポイント:ワンドは良くも悪くも「熱量が見える」人物像。
ワンドのペイジ|情熱が芽生えたばかりの人
ワンドのペイジは、
「やりたい!」が生まれた瞬間の人。
・好奇心旺盛
・まだ実績はない
・勢いと憧れで動く
頭の中はアイデアでいっぱいだけど、
現実的な計画や継続力はこれから。
恋愛では、
・一目惚れしやすい
・気持ちが言葉に出やすい
・ノリでアプローチする
ただし、
熱が冷めるのも早い。
★ペイジは“始まりの炎”。可愛いけど未完成。
めるの一言ポイント:ペイジは本気でも「続くか」は未知数。
ワンドのナイト|情熱で突っ走る行動派
ワンドのナイトは、
ペイジの情熱をそのまま行動に移した人。
・勢い最強
・考える前に走る
・止まれない
やると決めたら一直線。
周囲が見えなくなることも多い。
恋愛では、
・情熱的
・猛アプローチ
・一気に距離を詰める
ただし、
壁にぶつかると投げやすい。
★ナイトは“燃え盛る炎”。熱いけど制御不能。
めるの一言ポイント:ナイトは「今がピーク」になりやすい。
ワンドのクイーン|情熱を自分の軸にした人
ワンドのクイーンは、
情熱を内側で安定させた人。
・自分に自信がある
・ブレない
・人を惹きつける
行動は派手じゃないけど、
存在感そのものが情熱。
恋愛では、
・相手を尊重する
・依存しない
・自然にモテる
追いかけるより、
追われやすいタイプ。
★クイーンは“芯のある炎”。近づくと温かい。
めるの一言ポイント:クイーンは情熱を「魅力」に変えた存在。
ワンドのキング|情熱で人を導くリーダー
ワンドのキングは、
情熱を社会的に使える人。
・ビジョンがある
・責任感が強い
・周囲を動かす力
自分の情熱だけでなく、
人の火も育てられる。
恋愛では、
・守る意識が強い
・将来を考える
・安定した関係を築く
ただし、
仕事や使命優先になりやすい。
★キングは“燃え続ける灯”。周りを照らす存在。
めるの一言ポイント:キングは情熱を「役割」に昇華した人。
ワンドのコートカード4人を一気に比較
簡単に整理するとこう。
・ペイジ:芽生え
・ナイト:暴走
・クイーン:安定
・キング:統率
同じ情熱でも、
未熟 → 行動 → 成熟 → 責任
という成長の流れがある。
恋愛で見るなら、
「誰が好きか」より
「いまどの段階か」が重要。
★年齢じゃないよ。心の段階だよ。
めるの一言ポイント:同じ人でも状況で別のカードになる。
リーディングで使える見分け方
実占で迷ったら、ここを見る。
・言葉だけ多い → ペイジ
・行動が極端 → ナイト
・余裕と魅力 → クイーン
・責任と未来 → キング
また、
周囲カードがソード多めなら未熟寄り、
ペンタクル多めなら成熟寄りになりやすい。
★コートは「今の状態」を映す鏡。
めるの一言ポイント:固定人物じゃなく“今の姿”として読むと当たる。
恋愛リーディングでの注意点
ワンドのコートが出たとき、
情熱=本気と決めつけないで。
・ナイトは熱しやすい
・ペイジは続かない
・クイーンとキングは安定
「好き」と
「続けられる」は別。
★情熱の温度と持続力は違うよ。
めるの一言ポイント:恋愛は熱量より“維持力”を見る。
まとめ|ワンドは情熱の成長物語
ワンドのコートカードは、
情熱がどう育っているかを見るカード。
・ペイジ:始まり
・ナイト:爆発
・クイーン:洗練
・キング:完成
誰が出たかより、
その人がいまどの段階かを読むと、
人物像リーディングは一気に深くなる。
★ワンドはね、情熱が大人になるまでの物語なんだよ。
めるの一言ポイント:情熱は育つ。カードはその途中を教えてくれる。