1枚ずつの意味は分かるのに、
スプレッド全体になると急に迷子になる。
「情報が多すぎる」
「結局、何が言いたいスプレッドなのか分からない」
そんな経験、きっとあるよね。
それはリーディング力が足りないんじゃなくて、
全体をまとめる“視点”を使っていないだけ。
その視点が、エレメント。
エレメントを見るだけで、
・スプレッドの雰囲気
・停滞点
・流れの方向
が、一瞬で整理できるようになる。
ここでは、
エレメントを使った「全体読み」の考え方を解説していくよ。
★カードを読む前に、まず“空気”をつかもう。
めるの一言ポイント:全体読みは才能じゃない。見る順番の話だよ。
全体読みとは「意味を足す」ことじゃない
全体読みというと、
「全部の意味を合体させる」と思われがち。
でも実際は逆。
全体読みは、
細かい意味を一度手放して、流れを見る作業。
そこで役に立つのがエレメント。
エレメントは、
カードが何を語っているかではなく、
どういう状態なのかを教えてくれる。
★全体読みは、解釈じゃなく“整理”なんだよ。
めるの一言ポイント:全体を見るときは、まず意味を見ない勇気も大事。
スプレッドを一瞬で整理する3ステップ
エレメントを使った全体読みは、とてもシンプル。
やることは、この3つだけ。
① 各カードのエレメントを確認
② 多い・少ない・欠けている要素を見る
③ 今、何が強く・何が足りないかを言語化
これだけで、
スプレッドの「今の状態」が見えてくる。
★全部読まなくても、方向性は分かるんだ。
めるの一言ポイント:全体読みは、最初の30秒で決まるよ。
火が多いスプレッド|動きたい・焦りやすい状態
火(ワンド)が多いスプレッドは、
エネルギーが外向き。
・行動したい
・変化したい
・決断を急ぎがち
という状態を表す。
全体としては、
「止まれない」「考える前に動く」流れ。
恋愛なら、
勢いはあるけど空回りしやすい。
★火が多いときは、スピード感がテーマだよ。
めるの一言ポイント:火多め=悪いじゃない。勢いをどう使うかが鍵。
水が多いスプレッド|感情が中心で揺れやすい状態
水(カップ)が多いと、
スプレッド全体が感情主導。
・不安
・期待
・依存
・共感
心の動きが中心になる。
状況よりも、
「どう感じているか」が結果に影響しやすい。
★水が多いときは、気持ちが答えを左右するよ。
めるの一言ポイント:水多めは、心のケアが最優先のサイン。
風が多いスプレッド|考えすぎて止まりやすい状態
風(ソード)が多いと、
頭がフル回転している状態。
・悩みすぎ
・比較しすぎ
・結論が出ない
思考が先行して、行動が止まりやすい。
恋愛なら、
「どう思われてるか」が気になりすぎる。
★風が多いと、答えはカードより頭にある。
めるの一言ポイント:風多めは「考えすぎ」のブレーキを意識してね。
土が多いスプレッド|安定重視で変化が少ない状態
土(ペンタクル)が多いと、
現実重視・安全第一。
・慎重
・継続志向
・変化が遅い
大きなトラブルは少ないけど、
進展もゆっくり。
★土が多いときは、安心はあるけど刺激は少なめ。
めるの一言ポイント:土多めは「続ける力」が強い証拠だよ。
エレメントが欠けているときの見方
全体読みで特に重要なのが、
出ていないエレメント。
欠けている要素は、
今の状況で使われていない力。
・火なし:動きが足りない
・水なし:感情が置き去り
・風なし:話し合い不足
・土なし:現実化していない
ここを見るだけで、
アドバイスの方向が一気に定まる。
★足りないものは、補えばいいだけ。
めるの一言ポイント:欠けているエレメントは、次の一手のヒントだよ。
全体読みから個別読みへ進むコツ
エレメントで全体をつかんだら、
次に各カードの意味を見る。
すると、
「なぜこのカードがここにあるのか」
「どうしてこの結果になるのか」
が、自然につながる。
順番を逆にすると迷うけど、
全体 → 個別なら迷わない。
★地図を見てから、道を見る感じだよ。
めるの一言ポイント:全体が分かると、細かい意味も迷子にならない。
まとめ|エレメントはスプレッドの整理棚
今日のまとめ。
- 全体読みは「意味」より「状態」を見る
- エレメントで偏りと不足を確認
- 今の流れと調整点が一瞬で分かる
- 全体→個別の順で読むと迷わない
エレメントは、
カードを減らすための道具じゃない。
情報を整理して、見やすくするための棚。
その棚を使えるようになると、
どんなスプレッドでも落ち着いて読めるようになるよ。
★スプレッドはね、整理できた瞬間に答えを話し始めるんだ。
めるの一言ポイント:全体読みができると、リーディングは一気に楽になるよ。