相手の気持ちを占ったとき、
「逆位置ってことは、気持ちがない?」
「やっぱり脈なしなのかな…」
「この人、私のことどう思ってるの?」
そんなふうに、胸がざわっとしたことはないかな。
相手の気持ちというテーマは、
タロットの中でも特に感情を揺らしやすい。
そこに逆位置が出ると、
どうしてもネガティブに受け取りがちになるよね。
でもね、安心して。
相手の気持ちで出る逆位置は、「気持ちがない」よりも「表に出ていない」ことを示す場合がとても多い。
この記事では、
相手の気持ちで逆位置が出たときの基本的な考え方、
よくある心理状態、
読み間違えないためのポイントを、
やさしく整理していくよ。
★相手の気持ちの逆位置はね、「心の中で考え中だよ」という合図なんだよ。
めるの一言ポイント:逆位置=脈なし、とは限らない。
相手の気持ちにおける逆位置の基本スタンス
まず大前提として覚えておいてほしいこと。
相手の気持ちで出る逆位置は、
感情が内側に向いている状態 を表すことが多い。
つまり、
- 気持ちはあるが言葉にしていない
- 行動に移せていない
- どうしていいか分からず止まっている
こうした
未表現・未整理の感情 を示していることが多いんだ。
だから逆位置を見た瞬間に、
「嫌われた」「終わった」と決めつけなくて大丈夫。
★逆位置は「ない」じゃなく「出ていない」状態だよ。
めるの一言ポイント:逆位置は感情の内向きサイン。
逆位置が示す代表的な相手の心理
相手の気持ちで逆位置が出たとき、
よく見られる心理パターンを整理してみよう。
- 好きだけど自信がない
- 想いはあるが、傷つくのが怖い
- どう行動すべきか迷っている
- 気持ちを整理している途中
- 状況やタイミングを待っている
たとえば、
恋人の逆位置
→ 想いはあるが、決断できない
カップのエース逆位置
→ 愛情は芽生えているが、表現できていない
ソードの2逆位置
→ 決めたい気持ちはあるが、まだ揺れている
逆位置は、
「感情が止まっている」のではなく、
「感情が慎重になっている」 と読むと分かりやすい。
★迷いは無関心じゃない。大切だからこそ考えていることも多いよ。
めるの一言ポイント:迷っている=どうでもいい、ではない。
行動が少ない=気持ちがない、ではない
相手の気持ちで逆位置が出ると、
同時にこう考えてしまいがち。
「連絡が少ない」
「誘ってこない」
「何もしてくれない」
でもね、逆位置は
行動と気持ちが一致していない状態 を
よく表す。
- 行動は静か
- でも内側では考えている
- タイミングを探している
こんなケースも多い。
特に、
不器用な人・慎重な人・過去に傷がある人ほど、
逆位置として気持ちが出やすいよ。
★静かな態度=無関心、とは限らないよ。
めるの一言ポイント:行動量と気持ちは比例しない。
正位置と逆位置が混在したときの見方
相手の気持ちスプレッドで、
正位置と逆位置が混ざることもよくある。
このときは、
正位置=表に出ている気持ち
逆位置=隠れている本音
として読むと整理しやすい。
例:
正位置:ワンドのエース
逆位置:カップの5
→ 興味や始まりの気持ちはあるが、
過去の後悔や不安が足を引っ張っている。
矛盾に見えるのは、
相手の中に
前向きさと怖さが同時にある から。
★正逆の混在は、気持ちの二重構造だよ。
めるの一言ポイント:矛盾は嘘じゃない。本音が二層になっているだけ。
相手の気持ちで逆位置が出たときの注意点
ここで、ひとつ大切な注意点。
逆位置が出たときに、
やってしまいがちな誤解がある。
- 即「脈なし」と判断する
- 自分に原因があると責める
- 無理に答えを急ぐ
相手の気持ちは、
あなたの努力だけで
すぐに動くものではないことも多い。
逆位置は、
「今は相手の心の準備が整っていない」
というサインのこともある。
★逆位置は、相手のペースを教えてくれるカードでもあるよ。
めるの一言ポイント:気持ちには、その人の時間がある。
逆位置が出たときの向き合い方
相手の気持ちで逆位置が出たら、
次の問いに切り替えてみてね。
- 相手は何を怖がっている?
- どこで止まっている?
- 今、無理に動かす必要はある?
こうして読むと、
逆位置は
状況を守るためのブレーキ に見えてくる。
焦って結論を出すより、
今の状態を理解するほうが、
関係は壊れにくいよ。
★逆位置は、急がない優しさを教えてくれる。
めるの一言ポイント:待つことも、読みのひとつ。
よくある質問(Q&A)
Q1:相手の気持ちで逆位置=脈なし?
A:違うことが多いよ。迷い・不安・未整理のサインの場合が多い。
Q2:逆位置が続くときは?
A:相手が長く考えている時期。無理に動かさないほうがいいこともある。
Q3:逆位置から正位置に変わることはある?
A:もちろんある。状況や気持ちが整えば自然に変わる。
Q4:何も行動しない方がいい?
A:距離を保つ・安心感を与える行動は有効なこともあるよ。
めるの一言ポイント:逆位置は固定じゃない。状態が変われば意味も変わる。
まとめ|相手の気持ちの逆位置は「内側の整理期間」
相手の気持ちで逆位置が出たときは、
- 気持ちが内側にある
- 迷いや不安がある
- 行動に移す準備中
そんな状態を表していることが多い。
拒否や否定ではなく、
考え中・整理中・様子見 のサイン。
逆位置は、
関係を壊さないために
一度立ち止まっていることも教えてくれる。
★相手の気持ちの逆位置はね、「大事だから慎重なんだよ」という合図なんだよ。
めるの一言ポイント:逆位置は、心を守る静かなサイン。