タロットの勉強をしていて、
「意味が覚えにくい…」
「人として読むのか、状況として読むのか分からない…」
「急に難しく感じる…」
そんな壁にぶつかる人がとても多いカード。
それが コートカード(人物カード) です。
でもね、コートカードは
“理解のコツ”をつかむと
タロット全体が一気に読みやすくなる、大切な仲間。
この記事では、初心者さんが最初につまずくポイントを
やさしくほぐしながら、
- コートカードとは何か
- どう読めばいいのか
- 人物・状況・性格の読み分け
- 4スート×4階級のイメージ
をひとつずつ整理していきます。
むずかしいカードじゃないよ。コートカードはね、“人間の姿”をそのまま描いてるだけ。
ゆっくりでいいから、一緒に慣れていこ。あなたなら絶対読めるようになるよ。
めるの一言ポイント:コートカードを理解すると“恋愛タロット”が一気に上手くなるよ。
コートカードとは?(基本の定義)
コートカードとは、
小アルカナに含まれる “人物カード” のこと。
4つのスート
- ワンド
- カップ
- ソード
- ペンタクル
それぞれに
- ペイジ(Page)
- ナイト(Knight)
- クイーン(Queen)
- キング(King)
の4階級があり、合計16枚。
つまりコートカードは
“人物の性格・行動・気持ちの動き”を象徴するカード群。
恋愛占いでとくに頻出する重要カードなんだ。
16枚全部覚えなくていいよ。まずは“人物を描いたカードなんだ”と知っておくだけで十分。
タロットの中でも、いちばん“人間味のあるカード”たちなんだよ。
めるの一言ポイント:コートカード=人・性格・行動を示すカードだよ。
コートカードが示す3つの意味(人物・性格・状況)
コートカードは「人を表す」とよく言われるけれど、実際はもっと幅広い。
読み方はこの3つ。
① 人物(本人・相手・他者)
恋愛ではほぼ“相手の性質”として出る。
仕事では“上司・同僚・クライアント”。
② 性格・傾向
熱い人、慎重な人、感情的な人、思考型の人。
“その質問に関わる、誰かの性質” が出る。
③ 状況の動き方
スピードが速い・ゆっくり育つ・静かに進む・安定する…など、
“状況の姿” を表すこともある。
そのまま“人”として読めないときは、“その状況の性格”として読むとスッと入るよ。
カードはね、人の顔をして状況を語ることもあるんだ。
めるの一言ポイント:人として読めなかったら“状況の性質”として読むと迷わないよ。
4階級(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)の違い
コートカードを分かりにくくしている一番の原因は、
「4階級の違い」がぼんやりしているから。
簡単にまとめるとこうなるよ👇
● ペイジ(Page)=はじまり・学び・純粋さ
“まだ未熟だけど素直でまっすぐ”。
恋愛なら「気になり始めてる」「遠慮がち」。
● ナイト(Knight)=行動・スピード・熱意
“思い立ったらすぐ動く”。
恋愛なら「積極的」「連絡が増える」「勢いがある」。
● クイーン(Queen)=深い思いやり・受容・内面的な成熟
“心を理解し、包みこむ存在”。
恋愛なら「気持ちが育っている」「深く考えている」。
● キング(King)=安定・責任・リード
“そのスートの完成形”。
恋愛なら「覚悟」「関係を整える」「動じない」。
階級はね、“成熟度”だと思えばいいよ。同じスートでも階級でぜんぜん雰囲気が変わるの。
まずはペイジ=初心者、ナイト=行動、クイーン=心、キング=完成…これだけでOK。
めるの一言ポイント:階級は“成長度”。ペイジ→ナイト→クイーン→キングの順で成熟していくよ。
スートの違い(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)
階級が「性質の度合い」だとしたら、
スートは「性格のタイプ」。
● ワンド=情熱・行動
→ 明るい・積極的・熱量が高い
● カップ=感情・共感
→ 優しい・恋愛向き・気持ちが主体
● ソード=思考・言葉
→ 頭が良い・コミュ力・分析型
● ペンタクル=現実・安定
→ 誠実・ゆっくり・堅実・積み上げ型
このスート × 階級の掛け合わせで
16種類の“人のタイプ”が生まれる。
スートは“その人がどう動くかの本質”。恋愛ならとくにカップとワンドがよく出るよ。
苦手なスートがあっても大丈夫。みんな最初は偏りがあるからね。
めるの一言ポイント:スート=性格のタイプ、階級=成熟度。このセットで読むと一気に理解できるよ。
コートカードが“人”として出るときの判断基準
占いのテーマによって、
コートカードの読み方は変わる。
● 恋愛で「相手の気持ち」を占っている
→ ほぼ人物そのもの。
(相手の性格・立場・態度として読む)
● 未来の流れを占っている
→ 行動パターン(積極的・消極的)として読む。
● 自分自身について占っている
→ あなたの心の状態や役割を示す。
● 周囲の状況を占っている
→ 人物や関係性が絡む流れ。
「人として読めるか?」を最初に判断するだけで、読みが安定するよ。
迷ったら“今回の質問で重要なのは誰?”と考えてみてね。
めるの一言ポイント:まず“人として読むべきか”を判断するとブレなくなるよ。
コートカードを読むときによくあるつまずき
初心者がよく言う悩みってね、ほとんど同じなの。
①「人物なのか状況なのか分からない」
→ 質問が“人の気持ち系”なら人物で読む。
②「意味がぼんやりしている」
→ 人間の気持ちは単語で言い切れないもの。
③「16枚多すぎて覚えられない」
→ 暗記しなくていい。物語で覚えればOK。
④「恋愛で別のコートカードが出たけど誰?」
→ 3パターンある
- 相手本人
- あなた自身
- ライバル・関係者
迷って当然だよ。コートカードは“慣れ”がいちばんの先生なんだから。
大丈夫、読むたびに少しずつ解像度が上がるからね。
めるの一言ポイント:暗記じゃなくて“イメージ”でつかむとコートカードは急に読みやすくなるよ。
よくある質問(Q&A)
Q1:コートカードは必ず“誰か”を指すの?
A:いいえ。
人物として読むことが多いけれど、
状況や性質の象徴で出ることも多い。
Q2:恋愛でコートカードが2枚出たらどう読む?
A:人間関係の存在が強いサイン。
あなた・相手・ライバルなど、
“複数の人物のエネルギーが関わっている” と読む。
Q3:出たカードが相手っぽくない気がする…
A:それで大丈夫。
“表向きの顔”ではなく、
“内側の心の姿”として出ることもあるから。
Q4:反対の性別のカードが出たらどう読む?
A:性別は象徴だから気にしなくてOK。
実際の性別ではなく、
その人の性質・エネルギーを示しているだけ。
めるの一言ポイント:人物像に当てはめすぎず“性質の象徴”だと思うと読みやすいよ。
まとめ|コートカードは“人間そのもの”を描いたカード
コートカードはむずかしいと言われがちだけれど、
本当はとてもシンプル。
- スート=性格
- 階級=成熟度・立場
- 人物・性格・状況として読める
この3軸を意識するだけで、
16枚すべてが“人間の物語”として見えるようになる。
コートカードはね、人の心の動き方をそっと教えてくれるカードなんだよ。
あせらず、ゆっくり慣れていこ。あなたのタロットは必ず深くなるからね。
めるの一言ポイント:コートカードは“人の物語”。深く読めるようになるとタロットがもっと楽しくなるよ。