リーディング中に、
「正位置と逆位置、どっちが本当?」
「同じ人の別の顔?」
「それとも別人がいる?」
こんなふうに手が止まること、あるよね。
コートカードは人物を扱うぶん、
正逆が混ざると一気に難しく感じる。
でも実はここ、
人物像リーディングが一段深くなるポイント。
この記事では、
正位置と逆位置が出たときに
同じ人として読むのか
別人として分けるのか
を判断する軸を、順番に整理していくよ。
★正逆は混乱じゃなく、情報の層なんだよ。
めるの一言ポイント:正逆は「差」を教えてくれる。
正位置と逆位置は何が違うのか
まず大前提。
正位置と逆位置の違いは、
「良い/悪い」ではない。
・正位置:役割が素直に使われている
・逆位置:役割が歪む・止まる・抑えられる
つまり、
同じ性質でも使われ方が違うだけ。
ここを理解していないと、
人物を増やしすぎてしまう。
★性格が変わったわけじゃない。
めるの一言ポイント:正逆は性質ではなく状態。
同じ人として読む基本条件
正位置と逆位置が出たとき、
まずは同一人物読みを疑う。
同じ人として読む条件はこの3つ。
① 役割が近い(例:ナイト正+ナイト逆)
② 同じスート、または相性の近いスート
③ 位置が近い(本音と行動、表と裏など)
この場合、
その人の中の
・できている部分
・詰まっている部分
が同時に見えている。
★人は一枚岩じゃない。
めるの一言ポイント:まずは同一人物を検討。
同一人物として読む代表パターン
よくあるのは、
内面と外面のズレ。
例:
・クイーン正(落ち着き)
・クイーン逆(不安・依存)
→ 表では安定、内心は不安定。
・ナイト正(動きたい)
・キング逆(責任が怖い)
→ 行動意欲はあるが覚悟が止まっている。
これは
葛藤・迷い・過渡期を表す。
★成長途中ほど、正逆は並びやすい。
めるの一言ポイント:同一人物読みは葛藤の描写。
別人として読む判断基準
次に、
別人読みをする条件。
この3つが揃うと、
別人の可能性が高くなる。
① 役割が大きく違う(ペイジとキングなど)
② スートが対照的(カップとソードなど)
③ 位置が明確に分かれている
この場合は、
・あなたと相手
・相手と第三者
・味方と反対意見
など、
立場の違う人物として読む。
★役割と位置が違えば、人も違う。
めるの一言ポイント:差が大きいほど別人読み。
正逆で「人物が増えた」と感じたときの整理法
混乱したら、この順で整理する。
① 人数を増やさない前提で考える
② 役割の近さを確認
③ 配置の意味を確認
それでも無理なら、
別人として分ける。
最初から
「ライバルかも」と決めない。
★増やすのは最後。
めるの一言ポイント:人物は必要な分だけ。
恋愛リーディングでの実践例
恋愛でよくある例。
・相手の気持ち:カップのクイーン正
・行動:カップのクイーン逆
→ 気持ちはあるが、表現できない。
・自分:ペンタクルのクイーン
・第三者:ワンドのナイト逆
→ 安定のあなたと、勢いを失った別人物。
恋愛では、
「誰がどの位置にいるか」が最重要。
★感情で増やさない。
めるの一言ポイント:位置が人物を決める。
正逆を使った読みの深め方
正逆が出たときは、
問いを一つ足す。
・なぜ逆になっている?
・何が止めている?
・どこを整えれば正に戻る?
これで、
アドバイスが自然に出てくる。
★逆位置は修正ポイント。
めるの一言ポイント:逆は改善点を教える。
よくある間違い
・正逆=二重人格
・逆=裏切り者
・正と逆=必ず別人
これらは早合点。
コートカードは、
人の複雑さを描くカード。
★単純にしすぎないで。
めるの一言ポイント:人は多面体。
まとめ|正位置と逆位置は人物の奥行き
正位置と逆位置が出たときは、
・まず同一人物を疑う
・役割と位置を見る
・差が大きければ別人
この順で判断する。
正逆は、
人物像を壊すものじゃない。
むしろ、立体的にするための情報。
★カードはね、人の矛盾もちゃんと映してくれるんだよ。
めるの一言ポイント:正逆は人物像を深くする。