ケルト十字をやっていると、
「10枚が多すぎて関係性がわからない」
「未来のカードだけ読んでも腑に落ちない…」
「位置の意味は覚えたけど“つながり”が読めない」
そんな壁に必ずぶつかるよね。
ケルト十字は、位置の意味を覚えるだけなら“基礎”。
だけど 応用の本質は「カード同士の会話」を読むこと。
10枚をバラバラに読むんじゃなくて、
原因 → 心 → 過去 → 未来
環境 → 自分 → 願望 → 結果
という“流れ”として読んだとき、一気に深くなる。
ケルト十字はね、カードのつながりが読めた瞬間から「鑑定」になるんだよ。
悩みの本質は、1枚じゃなくて“組み合わせ”の中に隠れてるんだよ。
めるの一言ポイント:ケルト十字の深読みは「位置」ではなく「関係性」から始まる。
ケルト十字を深める3つの視点
ケルト十字を迷わず読むために、まずは構造を理解しよう。
実は10枚もあるように見えて、たった3つの視点で整理できる。
① 1+2(現在と課題)=悩みの“核心”
② 3+4(顕在意識+潜在意識)=本音の矛盾
③ 5→6(過去→未来)=流れの因果
この3つがつながると、
7(自分)8(環境)9(願望/恐れ)10(結果)が“物語”として動き出す。
ケルト十字は10枚じゃないよ。3つの軸をつなぐだけでいいんだよ。
めるの一言ポイント:全部読もうとしなくてOK。まず“3つの柱”だけで深くなる。
1+2:現在と課題のセットが“今回の悩みの正体”
ケルト十字で最も重要なのは 1(現在)+2(課題)。
この2枚だけで「今回のテーマの核」がほぼ分かる。
例:
・①現在:節制
・②課題:カップの5
→「落ち着いて見えるけど、心の奥では失望が解消されていない」
1と2は“悩みのタイトル”。ここが読めると全体がいっきに読みやすくなるよ。
めるの一言ポイント:ケルト十字の入口は必ず「1+2」。ここで悩みの正体を言語化してね。
3+4:顕在意識と潜在意識の“ズレ”が本音を教える
ケルト十字の醍醐味はここ。
③顕在意識(頭)と④潜在意識(心) の矛盾を見る。
例:
・③顕在:ワンドの4(安定したい)
・④潜在:月(不安が強い)
→「安定を求めているように見えるけど、本音では不安が大きい」
恋愛ではこのズレが多くて、
「連絡欲しい → でも怖い」
みたいな矛盾が出やすい。
③④は“本音の構造”。恋愛鑑定の9割はここで深まるよ。
めるの一言ポイント:心と頭のズレは行動のブレーキ。ここが読めると鑑定が変わるよ。
5→6:過去から未来へ“流れ”を見る
⑤過去 → ⑥未来 はセット。
未来は“突然の結果”ではなく
過去+現在の積み上げでどうなるか を見る場所。
例:
・⑤過去:ワンドの7(必死に戦った)
・⑥未来:ソードの4(休息)
→「頑張りすぎた反動で、一度立ち止まる未来になる」
未来は未来だけを読むんじゃなくて、
過去と結びつけて因果で読むのが応用。
未来=連続した流れ。ここが読めると驚くほど当たるよ。
めるの一言ポイント:未来は過去の延長。単独では読まないでね。
7+8:自分と相手(環境)の違いが“すれ違い”を生む
恋愛鑑定ではここが激アツ。
・⑦自分
・⑧相手(周囲の状況)
この2枚が逆方向を向いていることはとても多い。
例:
・⑦自分:ソードの9(不安)
・⑧相手:ペンタクルの2(余裕・軽さ)
→「不安なのはあなただけ。相手は案外気楽」
このズレが恋愛の“誤解”の原因。
7と8は“すれ違いの正体”を見抜く場所。
めるの一言ポイント:7と8を見ると、お互いの温度差が一瞬でわかるよ。
9:願望と恐れはセットで読むのが応用
⑨願望/恐れは “影”の位置。
ここは当たると刺さるよ。
- 望んでいる
- でも怖がっている
この矛盾が出る。
例:
・⑨恋人
→「本当は強くつながりたい。でも怖い。」
ここが深いほど、鑑定文章が一気に説得力を持つ。
願望と恐れは同じ根。ここは“本音の核心”。
めるの一言ポイント:9番は刺さる位置。ここが読めると一気に文章に厚みが出るよ。
10:最終結果は“今のままの延長線”
10番の結果は“運命”じゃない。
「今のまま行くとこうなるよ」という
現状の延長線の未来。
だから、
・②課題
・④潜在
・⑨願望/恐れ
ここを整えれば未来は変わる。
結果が悪くても大丈夫。変えるポイントが分かれば流れは動くよ。
めるの一言ポイント:10番は固定未来じゃないよ。改善ポイントを直せば変わるんだ。
恋愛の具体例(応用版)
質問:彼との今後はどう動く?
例:
①愚者
②ソードの3
③ワンドの4
④月
⑤節制
⑥運命の輪
⑦カップの5
⑧力
⑨恋人
⑩カップの6
読み解き:
・悩みの核:軽さ vs 過去の傷
・顕在/潜在のズレ:安定したいのに不安
・過去→未来:節制の関係性が急展開へ
・自分:後悔気味
・相手:あなたを支える気持ち
・願望/恐れ:深い愛情
・結果:心の距離が縮まる
ケルト十字は、気持ちの“構造”が丸見えになるのが魅力。
めるの一言ポイント:恋愛は③④⑦⑧を優先して読むと深まるよ。
初心者がつまずくポイント
① 10枚を「単語」で読んでしまう
→ つながりが大事
② 結果だけ見て落ち込む
→ 整えるポイントを探すのがケルト十字
③ スプレッドの順番通りにしか読まない
→ 比較と因果が本質
④ 願望/恐れを軽視
→ ここがほぼ“答え”
めるの一言ポイント:ケルト十字は“構造読み”。単語読みでは深くならないよ。
よくある質問(Q&A)
Q1:応用は初心者でも読める?
A:むしろ読める。構造で読むから迷わないよ。
Q2:結果が悪いときの伝え方は?
A:「②と⑨を整えれば流れは変わるよ」と伝えると安心してもらえる。
Q3:未来カードが悪いときは?
A:原因(⑤)・ズレ(③④)を修正すれば変化する。
Q4:恋愛には向いてる?
A:顕在/潜在・願望/恐れが深く出るから向いてる。
めるの一言ポイント:質問者の安心につながる読み方ができるのがケルト十字だよ。
まとめ|ケルト十字は“繋がりを読む”とプロレベルになる
今日のまとめはこれ。
- 1+2で“悩みの核心”
- 3+4で“心のズレ”
- 5→6で“流れの因果”
- 7+8で“立場の違い”
- 9で“影(本音)”
- 10は“今のままの未来”
ケルト十字は10枚を読むんじゃなくて、
10枚が作る構造を読むスプレッド。
つながりを意識すると、読みの精度も文章の説得力も一気に上がるよ。
ケルト十字はね、10枚のカードが紡ぐ“物語”を読む占いなんだよ。
めるの一言ポイント:つながりを読むと、一気にプロの鑑定に近づくよ。