タロットを並べたとき、
「同じスートばかり出る」
「火も水もない…?」
「感情のカードだらけで重たい」
そんな違和感を覚えたことはないかな。
それ、読み間違いでも失敗でもないよ。
エレメントの偏りに気づけている時点で、もう読めている。
この記事では、
・エレメントが偏るとはどういう状態か
・同じエレメントが多いときの意味
・エレメントが出ないときの考え方
・偏りをどうリーディングに活かすか
を、やさしく整理していくね。
★エレメントの偏りは「答え」じゃなくて「状態説明」だよ。
めるの一言ポイント:気づけた時点でOK。
エレメントが偏るってどういうこと?
エレメントの偏りとは、
スプレッドの中で
・特定のエレメントが多い
・あるエレメントがほとんど出ていない
状態のこと。
エレメントは、
火=行動
水=感情
風=思考
土=現実
世界をこの4つの視点で分けている。
だから偏りは、
「今、どこが強く働いているか」
「どこが休んでいるか」
をとても分かりやすく教えてくれる。
★全部そろっていなくてもいい。偏りはヒント。
めるの一言ポイント:偏り=今のテーマ。
スプレッドに同じエレメントが多い意味
火が多いとき|焦り・勢い先行
火(ワンド)が多い並びは、
・やる気が強い
・動きたい
・始めたい
状態。
でも多すぎると、
・焦っている
・準備不足
・空回り
の可能性も。
★火が多い=「少し落ち着こう」のサイン。
めるの一言ポイント:勢いの調整。
水が多いとき|感情過多・不安の増幅
水(カップ)が多いと、
・感情が揺れている
・人間関係がテーマ
・不安や期待が大きい
状態。
感情に飲まれやすい並びでもある。
★水が多い=気持ちを整理するタイミング。
めるの一言ポイント:感情の交通整理。
風が多いとき|考えすぎ・不安ループ
風(ソード)が多い並びは、
・分析
・判断
・理解しようとしている
状態。
でも、
・考えすぎ
・不安の増幅
・決断できない
ことも多い。
★風が多い=考えを止める勇気。
めるの一言ポイント:思考の休憩。
土が多いとき|現実重視・停滞
土(ペンタクル)が多いと、
・堅実
・安定重視
・現実的
な一方、
・変化が起きにくい
・守りすぎ
にもなりやすい。
★土が多い=変化を少し足す。
めるの一言ポイント:現実に縛られすぎない。
エレメントが出ないときの解釈|欠けている要素の見つけ方
エレメントが「出ない」並びは、
とても重要。
それは、
「今、ここが使われていない」
「意識から抜けている」
というサインだから。
火が出ない|動けない・先延ばし
・やる気はあるけど動けない
・決断を先延ばし
・タイミング待ちすぎ
★火がない=小さな一歩を意識。
めるの一言ポイント:まず動く。
水が出ない|気持ちを置き去り
・感情を後回し
・我慢しすぎ
・本音を見ない
★水がない=「どう感じてる?」を聞く。
めるの一言ポイント:心の声を拾う。
風が出ない|整理不足・流されやすい
・判断基準が曖昧
・感情や勢い任せ
・状況整理ができていない
★風がない=言葉にする。
めるの一言ポイント:考えを可視化。
土が出ない|現実不足・理想先行
・計画が甘い
・地に足がついていない
・現実面の不安定さ
★土がない=現実チェック。
めるの一言ポイント:土台を整える。
エレメントの偏りをどう読む?
偏りを見つけたら、
やることはシンプル。
・多いエレメント → 少し抑える
・出ないエレメント → 意識して補う
例:
水が多すぎ
→ 風(整理)を足す
土が出ない
→ 現実的な一歩を考える
エレメントは
「調整ポイント」を教えてくれるだけ。
★直す必要はない。気づけばOK。
めるの一言ポイント:調整はあとから。
まとめ|エレメントの偏りは「今の状態説明」
エレメントの偏りは、
悪い兆しでも
失敗のサインでもない。
今どこが働きすぎているか
どこが抜けているか
それを教えてくれる
やさしい状態説明。
偏りに気づけたなら、
リーディングはもう一段深くなっている。
★エレメントは、あなたを責めない。整えるヒントをくれるだけ。
めるの一言ポイント:偏りが見えると、読みはもっと楽になる。