タロットを始めたばかりの人が
一番ショックを受けやすいのが“逆位置(カードが逆さま)”。
塔の逆位置
死神の逆位置
悪魔の逆位置…
「え、怖い…」「これって悪いこと?」
そんな不安を抱えたままカードを見つめてしまう人が本当に多い。
でもね、安心して。
逆位置は“悪い意味”ではありません。
むしろ 正位置では見えないサインやヒントを教えてくれる、とてもやさしいメッセージ なんだよ。
この記事では、
逆位置が示す本当の意味、
怖がらずに読むコツ、
恋愛・仕事でよく出るケース、
初心者がつまずかない方法まで
ていねいに解説します。
逆位置は“悪い意味”ではなく“状態の変化”を示すだけ
逆位置は、タロットの中で特別なものではありません。
正位置と逆位置は、光と影のように“ペア”になっています。
どちらも必要なメッセージで、
どちらもあなたを怖がらせるために出てきたわけではない。
逆位置でわかるのは以下のような“状態の変化”です。
● エネルギーが弱まっている
● 本音が表に出ていない
● 流れが緩やかになっている
● 視点を変える必要がある
● 見直しのタイミングが来ている
逆位置はね、「止まって」「見直して」と優しく声をかけてくれるカードなんだよ。
たとえば太陽の逆位置は
「完全な幸福ではないけれど、曇りの日の明るさ」
そんなニュアンス。
恋人の逆位置は
「気持ちはあるけど、勇気が足りない」
こんな程度の“弱まり”。
“真逆の意味”になるわけではないんだよ。
逆位置は、悪い未来じゃなくて“気づきのタイミング”。怖がらなくていいよ。
めるの一言ポイント:逆位置はあなたを止めるためじゃない。“整えるヒント”をくれるだけだよ。
逆位置を読むときの基本ルール|“弱まる・滞る・視点が変わる”
逆位置を読むときは、次の3つを軸にすると驚くほど読みやすくなるよ。
① 正位置の意味が“弱まる”
良い意味が少し控えめになるイメージ。
例:カップのエース逆位置
→ 愛情はあるけど、素直に出せない
逆位置は“ゼロにはならない”。ただ少し控えめになるだけだよ。
② 流れが“止まる・滞る”
進む前に見直しが必要なサイン。
例:戦車の逆位置
→ 勢いだけでは進めないよ。準備を整えてね。
足踏みは失敗じゃないよ。必要な休憩なんだ。
③ 視点を変える“きっかけ”
正位置とは違う見方が必要な場合に出やすい。
例:吊るされた男の逆位置
→ 固定観念から離れよう。視点を変えると抜け道が見えるよ。
逆位置は新しい見方のヒントをくれるよ。
めるの一言ポイント:逆位置は“ブレーキ”ではなく“ナビ”。方向を調整してくれるだけだよ。
逆位置の読み方|具体的なステップで解説
逆位置は感覚で読もうとすると難しく感じるけれど、
順番に見ていけば誰でも読めます。
① 正位置の意味を思い出す
逆位置の読み方は、正位置を知っているとラク。
「正位置=エネルギー全開」
「逆位置=そのエネルギーの変化」
まずは正位置の意味を軽く思い出そう。
正位置の意味を知れば、逆位置は“自然な変化”になるだけなんだよ。
② 弱まる・滞る・視点の変化のどれかに当てはめる
逆位置はこの3つに分類できるので、当てはめて読むだけ。
例:ワンドの6の逆位置
→ 勝利は見えているが、あと一歩自信が足りない
逆位置はね、あなたが気づけていない“小さなズレ”を教えてくれるよ。
③ 質問のテーマに沿って解釈する
逆位置は質問内容によって意味が変わることがある。
例:
「どうすれば進展しますか?」 → 行動のアドバイスに
「彼の気持ちは?」 → 内面的なブロックとして
質問の文脈に合わせて意味を調整するのが大切。
④ ネガティブに決めつけない
逆位置は“怖い未来”ではなく
「方向調整のサイン」。
怖がる必要はまったくありません。
逆位置が出た日はね、“ゆっくりでいいよ”のメッセージだよ。
めるの一言ポイント:逆位置はあなたを不安にするためのカードじゃないよ。軌道修正の合図なんだよ。
恋愛で出る逆位置の読み方|心の距離・気持ちの揺れが見えやすい
恋愛の逆位置でよくあるシグナルは、次のようなもの。
● 気持ちはあるけど言葉にできない
● 進展したいけど勇気が足りない
● タイミングの問題で関係が停滞している
● 過去の不安が邪魔している
● 誤解・すれ違いが起こりやすい
たとえば…
恋人の逆位置
→ 気持ちはあるけど、自信がない。進展が怖い。
カップの2逆位置
→ すれ違いや誤解。気持ちはまだある。
ソードの8逆位置
→ 自分を縛っていた思い込みから解放されるサイン。
恋愛の逆位置はね、“気持ちはあるのに動けない”状態をよく映すよ。
逆位置が出たときこそ、お互いが本音を知るチャンスなんだ。
めるの一言ポイント:恋愛の逆位置は“怖さ”じゃない。“本音の揺れ”を映しているだけだよ。
仕事・未来での逆位置|調整・見直し・準備不足が見えやすい
仕事や未来を占ったとき、逆位置が出たらこう考えるとわかりやすい。
● 焦りがある
● 判断材料が揃っていない
● 今は動くより準備が必要
● 方向性を見直すサイン
● 状況が整いきっていない
例:
戦車の逆位置
→ 焦りすぎ。準備がまだ足りない。
ペンタクルのエース逆位置
→ チャンスはある。けれど、土台がまだ弱い。
運命の輪の逆位置
→ タイミングのズレ。少し待つと上向く。
仕事の逆位置は“止まれ”じゃないよ。“整えてから進もう”のサインだよ。
流れが悪いんじゃなくて、まだ“時期じゃない”だけなんだ。
めるの一言ポイント:逆位置は、焦りや不安を整えてくれる“調整のカード”でもあるよ。
逆位置が怖くなくなるコツ|初心者の心を守るために
逆位置を怖がらずに読むために、これを覚えておいてね。
✔ 逆位置は“正位置の裏の顔”
怖い意味ではなく、ニュアンスの変化。
✔ 結果ではなく「状況」を示す
あなたがどう動けばいいかのヒント。
✔ 流れが悪いときほど役に立つ
逆位置のアドバイスは実践的で当たりやすい。
✔ 悪い予言はしない
タロットは“行動で変えられる未来”を前提としている占術。
逆位置はあなたの味方なんだよ。不安を取り除く力もあるんだ。
「止まりたい気持ち」「怖い気持ち」もね、カードがそっと抱きしめてくれるよ。
めるの一言ポイント:逆位置は“怖いカード”じゃなくて“優しいブレーキ”。あなたを守るために出てくるよ。
よくある質問(Q&A)
Q1:逆位置は読まなくてもいい?
→ OK。初心者は正位置だけで読む練習からでも大丈夫。
Q2:逆位置が多く出る日は悪い日?
→ そんなことはありません。心や環境の調整メッセージが多いだけ。
Q3:逆位置と正位置、どっちが強い?
→ どちらも同じ強さ。方向性が違うだけ。
Q4:逆位置ばかりで不安な時は?
→ 無理に読む必要はない。疲れているサインだから休んでOK。
まとめ:逆位置はあなたの“心の声”を映すカード
逆位置は、
あなたを怖がらせるカードではありません。
・エネルギーの弱まり
・流れの滞り
・視点の変化
・見直しのサイン
こうした“優しいメッセージ”を
大切に届けてくれるカードです。
逆位置が読めるようになると、
タロットの深みもやわらかさも
もっと感じられるようになります。
逆位置はね、あなたを守るための光なんだよ。
めるの一言ポイント:逆位置を受け取れるようになると、タロットはもっと優しくなるよ。